一日で東京旅行を満喫できる回り方とは?

日本の首都である東京には、世界各地から多くの観光客が訪れる観光スポットが目白押しです。そのため、一日ですべてを回るというのは現実的ではないのですが、限られた期間でなるべく多くの名所を効率的に巡るルートは存在します。

以下では、そのようなルートの一例を紹介していきますので、これから東京に行こうという方は是非参考にしてください。

早朝から時間を有効に活用しよう

限られた時間でなるべく多くの観光スポットを回るためには、早朝であっても時間を無駄にしてはなりません。もっとも、多くのスポットは10時ごろにならないと開場しないため、早朝に訪問できるところが限られているのも現実です。

そのような限られたスポットの中で、東京を観光する方にぜひ訪れておいて欲しいところが、築地の場外市場です。市場機能そのものは豊洲市場に移転したものの、場外市場は引き続き築地に残っており、新鮮な海の幸などを満喫できる飲食店が数多く軒を連ねています。

そのため、東京観光の手始めに豊洲を訪れて朝食を済ませるというのがおすすめのプランなのです。なお、ついでに豊洲市場も見学したいということであれば、都営大江戸線を利用すれば10分ほどで行けますので、両方のエリアをまとめて満喫するのもよいでしょう。

午前中は銀座で観光を楽しもう

築地でお腹を満たしたら、午前中はハイブランドのアパレルやジュエリーショップの路面店や高級百貨店などが数多く存在する銀座を散策してみるのが良いでしょう。

築地から銀座までは電車でも行けますが、歩いても15分ほどの距離ですので、腹ごなしをしながらぶらぶらするのもよいでしょう。

途中には、築地本願寺や歌舞伎座といった見どころもありますので、移動しながら観光を楽しむことも可能です。銀座エリアは意外と広いため、お目当てのショップがある場合には、あらかじめ目星をつけて効率よく回る必要があります。

特に、行きたい店が決まっていないという場合には、有名店が軒を連ねる中央通りに沿って歩いてみると銀座の雰囲気を満喫できるでしょう。また、周辺にはイタリアンやフレンチをはじめとする高級レストランなどが数多くあります。

それらのなかには、平日の昼間にはリーズナブルな料金でランチを食べれるところも少なくないため、気になるお店が見つかればそこで昼食を済ませておくと午後の時間をより効果的に利用できます。

東京気分を味わうなら芝から六本木方面へ行ってみよう

銀座でお昼を済ませたら、午後に訪れる場所は、東京観光の目的に応じて選ぶとよいでしょう。東京ならではのスポットを訪れたいということであれば、銀座からすぐに行ける芝方面に向かってみるのがおすすめです。芝には、徳川将軍家の菩提寺として知られる増上寺や東京を代表するランドマークである東京タワーがあるため、観光気分を味わうにはうってつけです。

時間があれば、東京タワーの上まで登ってみるのもよいかもしれません。エレベーターでも行けますが、体力に自信があるのであれば階段を上っていくことも可能です。展望台からは東京の景色を一望できるため、決して後悔するようなことにはならないはずです。

芝エリアの観光を終えたら、その隣にある麻布十番に行ってみましょう。麻布は高級住宅地としても知られていますが、その中で麻布十番は庶民的なお店も多くある下町風情を感じられるエリアとなっています。オシャレなカフェやスイーツの名店などもありますので、小腹が空いていたら、一休みしてもよいかもしれません。

夕方から夜にかけては、麻布十番から徒歩5分ほどで行ける六本木に足を運んで、夜の繁華街を楽しむのがよいでしょう。六本木ヒルズや六本木ミッドタウンといった大規模な商業施設に加え、周辺にはステーキハウスや焼き肉店、各種レストランも充実していますので、ショッピングを楽しんだり、好きなものを食べたりしているうちにあっという間に時間が過ぎていくはずです。

夕食後には、お洒落なバーを訪れて一日の疲れを癒すのも一案です。

→東京旅行に遊び目的で行く際におすすめのスポット

昔ながらの東京の雰囲気を味わうなら日本橋方面へ行ってみよう

昔ながらの東京の雰囲気を味わいたいということであれば、午後からは芝方面ではなく、日本橋方面へ行ってみるのがよいでしょう。銀座から電車に乗れば5分ほどでアクセスできるため、時間が無駄になることもありません。

東海道の始まりとして知られる日本橋の橋脚を見た後は、付近の老舗飲食店などでランチを楽しみ、高島屋や三越といった百貨店やコレドなどの商業施設でショッピングを楽しむというのが定番のコースです。日本橋だけでは時間が余る場合には、その隣にある茅場町や三越前の方に行けば、東京証券取引所や日本銀行本店といった日本の金融の中枢を巡ることが可能です。

これらの建物は明治期に建てられたものがそのまま使われているため、歴史的な建造物としても高い価値を有しており、一見の価値があります。また、付近にはホテルやレストランも複数あるため、夕食をとるのにも便利です。

芸術を楽しみたいなら浅草・上野方面へ行ってみよう

観光スポットを巡るだけでなく、芸術を楽しみたいという希望がある場合には、浅草・上野方面に行ってみるとよいでしょう。浅草には雷門で知られる浅草寺がありますが、それ以外にも落語などの寄席を楽しめる芝居小屋が数多く存在しています。

一方、上野には国立西洋美術館や東京都美術館、上野の森美術館といった美術館に加えて、国立科学博物館や東京国立博物館などもあるため、一帯を巡るだけで様々なジャンルの芸術を堪能することが可能です。子連れであれば上野動物園に行ってみるのもよいでしょう。

ライオンやゾウのほかに、パンダやコアラといった子供に人気の動物がたくさんいますので、一日中いても飽きがこないはずです。また、前述の博物館には、子供向けのコーナーがいくつも用意されているため、場合によっては子供たちは保護者と一緒にそこで遊ばせておいて、残りの大人は美術館巡りをするといった楽しみ方もおすすめです。

飲食店も庶民的なものから、高級なものまで一通りそろっているため、好きな場所で食事をすることができます。

おすすめのルートを参考にして自分なりのプランで東京観光を楽しもう

以上で見てきたように、一日で効率的に東京観光をするためには、早朝の築地場外市場から始まって、午前中に銀座を散策したうえで、目的に応じて午後に芝エリアや日本橋エリア、浅草・上野エリアに足を延ばすというのがおすすめです。

もっとも、紹介したエリア以外にも東京の観光スポットは目白押しですので、これらのルートを参考に自分なりのプランを作って観光を楽しむとよいでしょう。